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坂口会長の重心軸について [会の理論]

 従来の重心理論は未だ充分に満足のいくものでは有りませんでしたが、
多方面からの検証により新理論を確立する為の研究テーマが判明し、
それらを精査、検証して参りました結果、
より充実した新重心理論に到達致しました。

それは、手足のアーチバランス、体幹部の重心系筋肉の解明はもとより、
重心理論での核となる、重力下に於ける人体の「重心軸の調整理論」に発展しました
これを基に更に進歩していくものと思います。

新重心理論を理解すれば、手技研から伝わる様々な操法により、
重心軸の調整が精密にまた確実に行えます。

重心軸が幹、手足のアーチバランス・重心系筋肉は枝と言えます。

幹のバランスを整えることが、最も重要となります。

重心の核である重心軸が整えば、手足のアーチバランスはもとより
重心系筋肉のバランスもおのずと整い、格段に回復力が増し、
施術直後に又は、より短時間・短期間で症状(腰痛、肩こり、頭痛、
五十肩等は勿論、側湾症、ムチ打ち、手足のシビレ、神経痛、ヘルニア、
脊柱管狭窄症,、メニエル、眩暈、自律系の症状等々)の改善が見られます。

特に重度の症状には、重心軸の一つである回旋軸の調整は欠かせないものとなります。
 
今年も4月と5月に公開セミナーを開催致します。

治療の壁に突き当たっておられる方、より良い治療を目指しておられる方、
当会の療法にご興味のおありの方、ぜひこの機会にご参加下さい。



【バランス反射療法研究会】公開セミナー開催について

バランス反射療法研究会は、偶数月は大阪会場・奇数月は名古屋会場
第二日曜日、会員対象の定例研修会を行っています。

研修会では、【バランス反射療法】の理論に基づいて講習を行います。
【バランス反射療法】の理論に基づいた、歪みの法則・歪みの連動性
筋肉の相関性連動など多彩な内容になっております。

当会では操法の手順、固定場所、動作だけではなく
呼吸・方向・操作、動作の目的・症状や歪みによって操法
を使い分けられるように、講習が行われます。

【バランス反射療法研究会】では、毎年4月・5月に、
一般の先生に[公開セミナー]という形で【バランス反射療法】の
理論・技術に触れていただく機会を設けております。


2014年度公開セミナー

(大阪セミナー) 4月13日(日)上本町   吉野旅館

(名古屋セミナー)5月11日(日)名古屋駅南 パークホテルつちや

[申し込み方法]

【バランス反射療法研究会】まで、FAXか電話で公開セミナー要綱を
請求のうえ添付の申し込み用紙にて、お申込みしてください。

公開セミナー要綱請求の際、住所・氏名・電話番号・FAX番号を明記の上
FAX・電話にてお伝えください。折り返し発送します。



『バランス反射療法研究会本部』 

[電話]06-6671-9369

[fax to]06-6671-9366


バランス反射療法研究会HPはこちらをクリックして下さい。



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似ているけど 違う 検査法と操法   [会の理論]

バランス反射療法の 「歪みの分類」 には
1.前後系=屈伸系
2.流れ系=捻じれ系
3.重心系=L5系   があります。

そして 「検査法」 には
1.万歳検査
2.殿屈検査 
3.重心検査      があります。

これまでの記事で挙げた様に、
前後系・流れ系・重心系には、互いに相関性はありません。
よって、それぞれの検査も分けて行います。
「万歳検査は前後系法・流れ系法」「殿屈検査は前後系法・流れ系法」
「重心検査はL5」 の判定となります。

「手技研」また「手技研由来の会」の 検査法 にも
1.万歳検査
2.殿屈検査     があります。

見解・目的などの理論的に相違する記事は、過去にも記してあります。
今回は検査・操法をおこなう時の実際の例を挙げてみます。 


<万歳検査の場合>

「手技研」また「手技研由来の会」では 前腕遠位部 を保持して挙上した際に
①どちらの肘が縮むか
②正中より左右 どちらに振るか
③どちらの肩が硬いか
などを 複合の判定により 左右のどちら側への操法かを決めます。

【バランス反射理論】では 手首(陽池・太陵) を固定保持し挙上した際に
①どちらの肘が縮むか      = 前後系
②正中より左右 どちらに伸びるか = 流れ系
③どちらの肩が硬いか      = 仙骨・前後傾 (①とは別です)
と 個別の判定により 操法を決めます。

「手技研」から伝わる上肢操法を (左右のどちら側に行うのか)
「上肢二頭筋・三頭筋操法」 を決めるには 当会は ①の結果のみ によります。
「挙上回転操法(手蛙操法)」を決めるには 当会は ②の結果のみ によります。
固定保持も、歪みの分類によって 「陽池・太陵・神門・太渕」と使い分けます。

「手技研」「手技研由来の会」では 2つの操法は ①②③の複合結果によります。
保持は 前腕遠位部 で行います。 

この違いこそが バランス反射理論 の真髄であり
『例外がない 矛盾がない 検査結果 並び 操法』 になり、
勿論 『施術の効果』 に大きく反映する事は いうまでもありません。 

殿屈検査 下肢への操法についても 同じ事がいえます。

当会は、明快な理論と 理論に即した操法腱はじき法テーピング法などがあります。
そのため、研修会で数年学べば、誰でも どんな歪みでも例外なく効果が出せるようになり、
症状・歪み に応じて 操法・施術法を使い分けができるようになるのです。
関連記事はこちらをクリック


本物の治療法を求めている先生、治す喜びを毎日味わいたい先生、体や歪みを知り尽くし、
症状の原因や操法の目的が解って、治療を行いたい先生方、
公開セミナーにてお待ちしております。


毎年4月・5月に、一般の先生に【バランス反射療法】の理論・技術に
触れていただく機会を、【公開セミナー】という形で設けております。


2013年度公開セミナーのお知らせ
〔大阪セミナー〕4月14日(日)上本町 吉野旅館
〔名古屋セミナー〕5月12日(日) 名古屋駅南 パークホテルつちや 

大阪・名古屋のセミナーの内容は基本的に同じですが、
両方出席の場合はレベルを上げて講習します。

〔講習内容〕
理論講習  歪みの分類と骨格の歪み・椎骨・筋肉の相関性連動について

検査法  歪みの観察と万才検査・殿屈検査の実技と検査の目的


実技公開  手蛙操法<拳上回転操法> 手技研から伝わる操法にバランス理論を
        取り入れ、改良した操法になります。
        仙骨・肩甲骨の捻じれを整え、肩(上腕)の巻き込みを解消し、
        肩コリや腰痛・自律神経症状に効果がある。

実技講習  腱はじき法<肩甲挙筋・上腕二頭筋>      
        四十肩・五十肩の即効療法。原因となる腱の拘縮を、
        腱を弾く事で解消するオリジナル施術法。


[申し込み方法]
【バランス療法研究会】まで、 公開セミナー要綱を、FAXか電話 にてご請求のうえ、
添付の申込用紙にてお申込みください。


要綱請求の際は、住所・氏名・電話番号・FAX番号を明記の上 
FAX又は電話 にてお伝えください。折り返し、発送致します。



[電話]06-6671-9369

[fax to]06-6671-9366


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何故、四の字検査を基本検査としないのか。   [会の理論]

『バランス反射療法』は、当会会長坂口明先生が創案されたものですが、
検査法 並び 操法の多くは 『手技研』に由来されます。
関連記事はこちらをクリック


『手技研』 並び 『手技研由来の会』の検査法には
1.万歳検査 
2.四の字(開脚)検査
3.殿屈検査       
があります。各会で異なる名称の場合もあります。

『バランス反射療法』には
1.万歳検査 
2.殿屈検査 
3.重心検査
はありますが、四の字(開脚)検査は敢えて行いません。
万歳検査はこちらをクリック
殿屈検査はこちらをクリック


これまでに『手技研』『手技研由来の会』の研修会に
参加経験のある先生方に、 
「バランス反射療法には四の字検査は無いのですか?」
「なぜ四の字検査をしないのですか?」
と幾度となく質問を受けた覚えがあります。
斯く言う私も『手技研由来の会』に在籍した身ですから、
その質問にもうなずけます。

『バランス反射療法』に出会うまでは 四の字(開脚)検査を行い、
「どちらの側の股関節が硬い・柔らかい」を判断して
下肢操法を施す側を決め、操法後には効果の確認にも用いていました。

しかし、「股関節が硬い・柔らかい」は、『バランス反射療法』の見解では
1.大腿の筋の捻れのによる場合=流れ系
2.腸骨のAS・PIによる場合=前後系
3.腸骨の離開による場合=重心系
と、3種類の歪みの影響を受け 「硬い・柔らかい」 が現れるのです。

3種類の歪みの影響を受け、現れる 四の字(開脚)検査では
目的とする歪みの判定は不可となり、操法の決定も不可となります。
よって、それぞれの歪みを、それぞれの検査で判定する事が必要になります

四の字(開脚)検査の意味を解らず安易に体型(歪み)の判断に
用いると、誤判断につながります。この検査を行わなくても、
当会の3種類の検査で、全ての体型(歪み)が判別できます。

これが『バランス反射療法』では 四の字(開脚)検査を
基本検査法には取り入れていない理由になります。

四の字(開脚)検査は、意味合いを正確に理解して行うと
非常に有意義な 別々の歪み の判定が出来る検査法です。
当会ではレベルに応じて、この検査法の 行い方・目的・意味 を講習します。
詳しい内容はこちらをクリック


[和楽堂接骨院・寺口院長先生・2月]

[和楽堂接骨院・寺口院長先生・12月]




バランス反射療法研究会では、偶数月-大阪会場/奇数月-名古屋会場 
第二日曜日(例外月 及び 特別宿泊研修もあり)、会員対象とした
定例研修会を行っております。

『手技研』に伝わる「万歳検査」「殿屈検査」をバランス反射理論のもと、
検査の目的・意味を理解し、何の歪みを見るかを使い分けできるように講習します。
また、操法についても、固定・動作の手順のみでなく、
「呼吸・方向・操作や動作の目的・症状や歪みによっての操法の使い分け」まで、
懇切丁寧に講習が行われます。

また詳しく、わかりやすい資料の配布がされるのも特徴です!

毎年4月・5月に、一般の先生に【バランス反射療法】の理論・技術に
触れていただく機会を、【公開セミナー】という形で設けております。


2013年度公開セミナーのお知らせ
〔大阪セミナー〕4月14日(日)上本町 吉野旅館
〔名古屋セミナー〕5月12日(日) 名古屋駅南 パークホテルつちや 

大阪・名古屋のセミナーの内容は基本的に同じですが、
両方出席の場合はレベルを上げて講習します。

〔講習内容〕
理論講習  歪みの分類と骨格の歪み・椎骨・筋肉の相関性連動について

検査法  歪みの観察と万才検査・殿屈検査の実技と検査の目的


実技公開  手蛙操法<拳上回転操法> 手技研から伝わる操法にバランス理論を
        取り入れ、改良した操法になります。
        仙骨・肩甲骨の捻じれを整え、肩(上腕)の巻き込みを解消し、
        肩コリや腰痛・自律神経症状に効果がある。

実技講習  腱はじき法<肩甲挙筋・上腕二頭筋>      
        四十肩・五十肩の即効療法。原因となる腱の拘縮を、
        腱を弾く事で解消するオリジナル施術法。


[申し込み方法]
【バランス療法研究会】まで、 公開セミナー要綱を、FAXか電話 にてご請求のうえ、
添付の申込用紙にてお申込みください。


要綱請求の際は、住所・氏名・電話番号・FAX番号を明記の上 
FAX又は電話 にてお伝えください。折り返し、発送致します。



[電話]06-6671-9369

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肩の縦巻き込み と 横巻込み  [会の理論]

肩の巻込み には二種類あります。
いわゆる、縦巻込み と 横巻込み です。

これまでに参加した事がある2つの無痛整体系の会でも、
同じく二種類あると学び、

縦巻込み=鎖骨下筋の緊張 横巻込み=上腕二頭筋の緊張 が要因であり
縦巻込み=鎖骨下筋操法   横巻込み=二頭筋操法  が対する手技になる。

万歳検査で伸びない側=上腕二頭筋の緊張
万歳検査で正中を越え、反対側に流れる=上腕二頭筋の緊張 

と、2つの会で学びましたが、
治療経験が増すごとに、「本当だろうか?」と強く思うようになりました。

鎖骨下筋を緊張させる原因は、何なんだろうか?
鎖骨下筋が緊張すると、他の筋はどうなるのか?
治療経験が増しても、明確な回答を見つけられませんでした。


その回答をバランス反射療法研究会で見つけました。

万歳検査で伸びない側上腕二頭筋の緊張 ですが、その検査法が問題になります。
万歳検査で正中を越え、反対側に流れる ≠ 上腕二頭筋の緊張 ではありません。

身体の歪みには 「一定の法則」 が存在し、例外はありません
 
鎖骨下筋を緊張させる原因も、
鎖骨下筋が緊張すると、他の筋との相関性も

自信をもって答える事が出来るようになりました。

これまでの記事を再度読み返して頂ければ、
ある程度の法則は載っていますが、
「百聞は一見に如かず。」 です。

「一定の法則」の完成度を公開セミナーで体感してみて下さい。
理論については法則の一部の講習になりますが、それでも驚愕の事実になると思います。
手技では、肩の巻き込みはもちろん、四十肩・五十肩の切り札にもなり得る内容が、
取り組まれています。

また近年、その法則が進化しています。
ご無沙汰の先生方も、新年度を機にまた習得し直されてはいかかでしょうか。
同じ手技・操法とは思えない程の仕上がりになっています。
五月・研修会では、会員の先生方の講習内容は 「腰仙部の腱はじき法」です。
ぎっくり腰の患者さんにはもちろん、自分の腰痛時にも対処可能な優れものです。



~2012年度5月・名古屋公開セミナー のお知らせ~

5月13日(日) 名古屋駅南 パークホテルつちや にて行います。

講習内容は 下記の通りです。

1.理論講習  歪みの分類と骨格の歪み・椎骨・筋肉の相関性連動について

2.検査法  歪みの観察と万才検査・殿屈検査の実技と検査の目的

3.手蛙操法〈拳上回転操法〉 手技研に伝わる操法。仙骨・肩甲骨の捻じれを整え、
        肩(上腕)の巻き込みを解消し、肩コリや腰痛・自律神経症状に効果がある。

4.腱はじき法  四十肩・五十肩の即効療法。原因となる腱の拘縮を、腱を弾く事で解消                        するオリジナル施術法。


※ 詳しく、わかりやすい資料も配布されます。


『申し込み方法』

【バランス療法研究会】まで、 公開セミナー要綱をFaxか電話にてご請求のうえ、
添付の申込用紙にてお申込みください。

要綱請求の際は、住所・氏名・電話番号・Fax番号を明記の上 Faxされるか 
TELにてお伝えください。折り返し、発送致します。

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筋・腱への刺激と  椎骨傍側への刺激の相違点 [会の理論]

2012年4月【公開セミナー】の理論講習にて、会長先生が椎骨への刺激について、お話しされました。

公開セミナーの実技講習のテーマが、『腱はじき』の為、その理論講習を聞かれた後の
『腱はじき』の実技にて 〈腱はじき法〉〈椎骨の触圧調整〉 の刺激方法
混同しておられる先生が、沢山おられました。

両者は、刺激の受容器が異なる為、反応する刺激が異なり、刺激方法も違ってくるのです。

『バランス反射療法』の刺激は、 腱紡錘への刺激筋紡錘への刺激皮膚受容器への刺激に分けられます。

腱紡錘への刺激、筋紡錘への刺激の殆どは小脳を介する反射 を利用して調整するもので、
足が攣った時に、咄嗟に 足の指や足首を反らせ 筋肉を伸ばすと楽になる様に、
比較的強い刺激で反応し、反射を起こす時間が短く、即効的な効果があるのが特徴です。

皮膚受容器への刺激は、視床下部で認識された後大脳を介する反射を利用して調整
するもので、皮膚に触れる程度の ごく軽い刺激で反応し、反射が起きるには 時間が
必要とされ持続圧により調整されます。
効果は持続力があり、更に、自律神経に調整力が働く為に 自然治癒力が働き 効果は
時間の経過と共に大きくなります。

腱紡錘への刺激は、押圧・触圧の刺激では反応し辛く、
ストレッチ刺激か 腱を弾く刺激に反応します。
ストレッチ刺激は、筋肉に対して縦軸方向〔上下〕の刺激であり、
弾く刺激は 筋繊維に垂直方向の刺激となります。
その為 弾く刺激は、筋肉の捻じれ方向への刺激か 捻じれに逆らう刺激かの
何れかになります。
筋腹や椎骨などの刺激の様に、触れる呼吸は考えなくても反応し、腱が弾かれた時点で
腱から術者の指は外れる為、離す呼吸は関係が無いのです。

『腱はじき』 の実技講習の時に、触れる呼吸を質問されたり、離す呼吸のタイミングを 計られておられた先生が多くおられましたが、『腱はじき』 に限って、そういう呼吸は 考えなくてよく、筋肉によって決まっている 弾く呼吸に方向を合わせれば良いだけなのです
腱の位置を探ったまま 呼吸を使って弾き、弾くと同時に指は 皮膚を離れる様に 弾けば良いのです。

この様に、シンプルかつ強めの刺激で反応する為 使い易く、ベッドでも行えます。
又、関節の運動制限や運動痛、筋の過緊張による症状に 即効がある為、
臨床での即戦力になります。
その様な意味で 新人の講習テーマには最適なのです。


ストレッチの刺激は、筋肉を伸展させる呼吸 で触りながらストレッチして、
息を吐きながら刺激を解きます。
筋肉には、呼気でストレッチすると緩む筋肉と 吸いながらストレッチすると緩む筋肉があり、
ストレッチをする呼吸がメインで、離す呼吸と言うよりは 刺激を解く程度と考えて下さい。
『バランス反射療法』の手技操法の刺激には、ストレッチの手法を用いたものが多くあります。

又、二頭筋・三頭筋操法、AS・PI操法、股関節操法、ハムストリング操法 等の
動作を行う時の固定も、腱や筋腱移行部を固定する事が多く、
〔上下〕の呼吸で固定して、流れを合わせて固定して動作に合わせて深部の流れと呼吸を使って調整し、
固定を離す時、筋肉の緊張側を 呼気で離して緩め、弛緩側を 吸気で離して力をつけます
初心者は、先ず 動作と固定を離す呼吸を使い、熟練の度合いに応じて 細かい動きと呼吸を
入れていきます。

椎骨の調整は、椎骨一つ一つを繋ぐ 横突間筋、回旋筋、棘筋 等の 深部筋および脊髄神経を
反射による刺激にて 調整しなくてはなりません。
その為には、皮膚の受容器に作用させる為、触れる程度のごく軽い 繊細な刺激を入れる
必要があります。
触れる呼吸、皮膚の流れと表層の上下に合わせる、横突起の上下方向の呼吸、 深部に刺激を送る為 捻じりながら刺激を入れる時の方向と呼吸、離す呼吸 等の 
沢山の要素があり、かつ、極めて微妙で繊細な刺激が必要となります。

運動器系疾患が 『腱はじき』等 腱紡錘への単純な刺激で 良くなるのに対して、
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、自律神経失調症などを治療する為には、
この様な繊細な刺激と細かい呼吸を使う事が必要となります。
逆に ヘルニアの患者さんに、強刺激やマッサージをすると、「悪化する事が多い」
と言われているのは その為だと思われます。
坐骨神経、尺骨神経などの神経のポイントを調整する時も、椎骨の調節を行う時と同様、
軽い皮膚に触れる程度の刺激で、触れる呼吸・流れを合わせる呼吸、離す呼吸を
用いて調整します。
即ち、 これらは 筋紡錘・腱紡錘に入れる刺激法とは、全く違う強さと方法で行うのです。

この様に、『バランス反射療法』では、症状、刺激の目的、刺激を入れる受容器により、
刺激法を使い分けます。

いきなり、椎骨の刺激法を講習しても 理解し習得され 使いこなすのは困難なので、
シンプルで比較的強い刺激で行う 『腱はじき』 から始め、
椎骨や神経の刺激も、レベルが上がるのに応じて、細かい要素を入れて講習していくのです。

公開セミナーの後、『バランス反射療法』 は
「難し過ぎて付いていけるか不安である」 と 言われている話を聞きますが、
細かい理論や方法は話として聞いておいて、先ず、腱の位置・弾く方向・呼吸 を覚えられて
講習を受けられた様に 弾いて頂ければ、臨床の効果も上がり、自信もついてくると思います。
それから、公開セミナーで、聞かれた理論をメモしたノートや配布資料を読み返してみられると、
その内容がすんなりと理解できる様になっていると思います。
それから、次のステップに進めば良いのです。

初心者用の講習カリキュラムは、その様に段階に応じて講習されますので 迷われている先生は、ぜひ、一歩を踏み出してみて下さい。

~2012年度5月・名古屋公開セミナー のお知らせ~

5月13日(日) 名古屋駅南 パークホテルつちや にて行います。

『申し込み方法』

【バランス療法研究会】まで、 公開セミナー要綱をFaxか電話にてご請求のうえ、
添付の申込用紙にてお申込みください。

要綱請求の際は、住所・氏名・電話番号・Fax番号を明記の上 Faxされるか 
TELにてお伝えください。折り返し、発送致します。

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『腱はじき』にみる バランス反射療法の刺激 [会の理論]

前回の記事の続編になりますが、今回は【4・5月 公開セミナー】
講習する 『腱はじき』について 当会の理論を含め記してみます。

『手蛙操法』と同様に、手技研系の講習会で教わった 『腱はじき』

『肩甲挙筋 小菱形筋』 に対し 緊張側を下に 呼気で弾いて緩める。
                        弛緩側を上に 吸気で弾いて力を付ける。

と言うもので、手技研系のいずれの会でもこの法則を用いています。

しかし 当会の 【バランス反射理論】 では

1、呼気ではじいて緩む筋肉
2、吸気ではじいて緩む筋肉
3、吸気ではじいて力が付く筋肉
4、呼気ではじいて力が付く筋肉

という 「筋肉の分類法則」 があります。

さらには
1、筋肉の捻じれ方向への刺激
2、筋肉の捻じれに逆らう方向への刺激
により呼吸が変わる

という 「呼吸と方向の法則」 があります。

これらの法則を基に 『腱はじき』 を行っています。

上記の法則に付け加えて、
一つの同じ筋肉でも

1、筋腹への刺激なのか 
2、腱部への刺激なのか 

の分類によって 「はじいてよい場所・はじいてはいけない場所」
などの法則 も存在します。

当会の 『腱はじき』 では上記の理論・法則により、
『肩甲挙筋 小菱形筋』 に対する はじきに
「緊張側=下に呼気 弛緩側=上に吸気」 の法則は成り立ちません。
『手蛙操法』はもちろん全ての 手技・操法 に
独自の 【バランス反射呼吸法】 用いています。

【公開セミナー 腱はじき】 では 四十肩・五十肩の即効療法
原因となる腱の拘縮を、腱を弾く事で解消する手技の講習となります。
呼吸・方向 はもちろん 手技の目的・症状や歪みによって 使い分けられるように、
懇切丁寧に講習が行われます。

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詳しくは 【4・5月 公開セミナー】 で是非 先生方ご自身で体感して下さい。
前記事同様 この記事が、訪問して下さる全ての先生方の、
更なる琴線に触れる事を願っています。

 

~2012年度公開セミナー のお知らせ~
〔大阪セミナー〕   4月8日(日)上本町 吉野旅館
〔名古屋セミナー〕 5月13日(日) 名古屋駅南 パークホテルつちや 

『申し込み方法』【バランス療法研究会】まで、 公開セミナー要綱をFaxか電話にてご請求のうえ、
添付の申込用紙にてお申込みください。

要綱請求の際は、住所・氏名・電話番号・Fax番号を明記の上 Faxされるか 
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『手蛙操法』にみる【バランス反射療法研究会】の特徴 [会の理論]

バランス反射療法研究会では、毎年4月・5月に、
一般の先生に【バランス反射療法】の理論・技術に触れていただく機会を
【公開セミナー】という形で設けております。

今年度の講習内容は 下記のとうりです。

1.理論講習  歪みの分類と骨格の歪み・椎骨・筋肉の相関性連動について

2.検査法  歪みの観察と万才検査・殿屈検査の実技と検査の目的

3.手蛙操法〈拳上回転操法〉 手技研に伝わる操法。仙骨・肩甲骨の捻じれを整え、
        肩(上腕)の巻き込みを解消し、肩コリや腰痛・自律神経症状に効果がある。

4.腱はじき法  四十肩・五十肩の即効療法。原因となる腱の拘縮を、腱を弾く事で解消                        するオリジナル施術法。


【公開セミナー】 で講習する 『手蛙操法』 について、
当会の理論と照らし合わせて、記してみます。
『手蛙操法』 は、手技研系の研修会には、
必ずと言っていいほど 講習されていると思います。
私がこれまでに参加した 他の研修会でも
操法の名前は違いますが、手技的な型は同じ内容でした。

これまでに参加した 他の研修会 では
万歳検査で 伸びる上肢 =吸気で行う  肩甲挙筋のはじき=吸気        
       伸びない上肢=呼気で行う  肩甲挙筋のはじき呼気
と 記憶しています。

今までに記事化してある様に
当会の理論 及び 検査方法 では
万歳検査で〈肘の伸び縮み〉を検査すると常に(99、9%)は、 
右腕が伸び・左腕が縮む」 という結果となります。

しかし、万歳検査〈正中の振り〉を検査すると、
両手の中心〈正中〉が 右側に流れる 〔右流れ〕と、
左側に流れる〔左流れ〕に二分されます。

そうなると、上記の他の研修会で行われている理論の
右側が伸びるとして [右腕吸気 左腕呼気  肩甲挙筋のはじきも同様]で
操法を行うと、半数近くが合わなくなるのです。

このように、歪みは 「伸びる・伸びない」=「前後系」 のみならず 
「流れる・流れない」=「流れ系」 の存在事実があります
それらに対応するため操法には必然的に、
混在的で多種多様な 手技の仕方・呼吸 が必要となります。

当会の理論 及び 手技・操法では、
『肩甲骨が 前傾している か 後傾している』     前後系の歪み
『肩甲骨の下角が 開いている か 閉じているか』  流れ系の歪み

1、肩甲骨が前傾している側は 手首を背屈する
2、肩甲骨が後傾している側は 手首を掌屈する
3、肩甲骨の下角が開いている側は、手首を尺屈する
4、肩甲骨の肩甲骨下角が閉じている側は橈屈する

となります。もちろん 手首 のみならず 肘関節・肩関節 はもとより
身体の 全ての関節 に、それぞれの 法則 が存在します。

次に 呼吸 に関して記せば

1、伸筋系への刺激なのか
2、屈筋系への刺激なのか
3、筋肉の捻じれ方向への刺激なのか
4、筋肉の捻じれに逆らう方向への刺激なのか

によって分類されます。

当会では 上記以外にも存在する 様々な理論・法則 を用いて、
『手蛙操法』 をはじめ、全ての 手技・操法 を行います。
『手蛙操法』 の手技の出発点となる 「手首の保持」を
上記の理論・法則で行うと 「肩甲骨」は当然のごとく、
「仙骨の回旋 傾き 前・後傾」 「腸骨の前・後傾 開閉」 など
相関する全ての 筋肉・椎骨・関節 を 整える事が可能になります

詳しくは 【4・5月 公開セミナー】 で是非 先生方ご自身で体感して下さい。
この記事が、訪問して下さる全ての先生方の、琴線に触れる事を願っています。

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バランス反射療法研究会に在籍のレベルⅠ(当会 1年目・2年目)の先生方に、
当会の講習に付いて感想をお聞きしましたので、掲載させて頂きます。
(重複する事柄は少し、省いてあります。)

治療歴=6年   今まで参加した研修会では、操法の型だけの講習のみで、
           1.何処に効かせているのか
           2.何処を保持・固定するのか 
           3.呼吸の使い分け       
           などの詳細な解説が、一切なかった。また質問も厳禁だった。

           当会は上記の詳細な解説があり、理解しやすい。
           気軽に質問できる点も、違います。

治療歴=15年  1.当会の講習内容での 「手技・操法」 を教えの通りに行うと、
             非常に効果が高く、結果がついてくる。
            2.毎月 違うテーマの講習会である。

治療歴=6年   今まで参加した研修会では、型だけの講習でした。
           当会は 呼吸・固定・目的 などの説明がある。
           まだまだ実力不足なので、効果がない場合もありますが、
           その場合でも自分で検証が出来る点も、大きく違います。

治療歴=22年  1.「身体の歪みかた」 及び 「手技・操法の理論」の解説がある。
            2.丁寧に教えてくれる。
            3・アットホームな研修会。

治療歴=13年  腱はじきをはじめ、習った操法を、今までの手技に取り入れています。
           患者さんからの評価も上がっています。
           講師以外の先生からも、臨床上で役に立つ情報も頂いています。

治療歴=5年目 手技治療の未経験者の私でも、基礎から学べるカリキュラムでした。
 (内弟子)    正直、最初は難しい研修会でしたが、今では毎月の研修会が楽しみです。
           臨床で手技を使っていると、良さが分かります。
           興味のお有りの方は是非ご参加下さい。本当に良い治療です。

レベルⅠの先生方もほぼ、手技研系の いづれかの研修会に参加された事があるようです。

当会は、明快な理論と 理論に即した操法腱はじき法・テーピング法などがあります。
そのため、研修会で数年学べば、誰でも どんな歪みでも例外なく効果が出せるようになり、
症状・歪み に応じて 操法・施術法を使い分けができるようになるのです。

さらに、他会と決定的に違うのは、10年以上のベテランの先生になると、
患者さんの症状や歪みによって、自分で操法をアレンジしたり、
新しい方法や改良法を考えれるまでに なれるという事です。

これは、会長先生の度量の大きさであり、会長先生の日々の研究に加え、
最近では、会員の発見や改良案を会として取り入れることで、
理論・治療技術は 飛躍的に進歩を遂げております。




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殿屈検査 [会の理論]

バランス反射療法「歪みの分類」には
前後系=屈伸系
流れ系=捻じれ系
重心系=L5系   があります。

そして「検査法」には
万歳検査
殿屈検査 
重心検査      があります。

これまでの記事で挙げた様に、
前後系・流れ系・重心系には、互いに相関性はありません
よって、それぞれの検査も分けて行います。
「万歳検査は前後系」 「殿屈検査は前後系・流れ系」 「重心検査はL5」 
の判定となります。

万歳検査については、以前に記しましたので
今回は、殿屈検査について記してみます。

殿屈検査とは、伏臥位で膝関節を屈曲する検査です。
屈曲時における角度 及び 足趾の固定場所 によって

.90度屈曲=C3の歪みが表れる
.2番系屈曲=C2  〃 
.1番系屈曲=C1  〃
.前後系屈曲=仙骨の前後傾  〃

と分類・結果が現れます。
万歳検査を行うと常に(99、9%) 「右腕が伸び・左腕が縮む」 という結果となりますが、 
殿屈検査では、代表的に4分類されます。
「何処の歪みを検査している」
「何処の歪みが何処で現れる」  のかを認識していないと、
非常に困難な検査で、複雑な結果となります。

そもそも、これらの検査の目的は
1.症状の原因となる歪みを見つける
2.治療方針を決める
3.治療結果の判定をする   と言えます。

これまでに在籍したいくつかの会では、
検査の目的、意味を理解することなく

万歳検査の伸びる上肢に 〇〇操法
4の字で固い下肢に 〇〇操法 
殿屈検査で固い下肢に 〇〇操法 を行うという システムが取られています。

ところが、実際、歪みは前後系・流れ系・重心系の歪みが複雑に絡まって発生しているため、
一つの検査の一つの現象だけで 『用いる操法やすべての呼吸』を決定することなどは
とうてい無理と言えます

しかし、バランス反射療法の理論にあてはめると
殿屈検査 だけでも、曲げる角度、持ち方、見る場所で
肩甲骨 及び 仙骨の回旋 傾き 前・後傾
腸骨の前・後傾 開閉 などの歪みと
それぞれに相関する椎骨の歪みを分けて検査できます。 
その結果、どの歪み椎骨に問題があるのか
何を直さなければならないかを知ることができます

例えていうならば
C1の弛緩側 ⇒ 僧帽筋は緊張
C2の緊張側 ⇒ 肩甲骨は前傾 腸骨は後傾   
C3の緊張側 ⇒ 肩甲挙筋は緊張      などが分かります。

そして、バランス反射療法は
C1に対する操法 
C2に対する操法 
C3に対する操法   と
  
それぞれの 椎骨の歪み 並び 相関する歪み を
整える事を目的とした操法の使い分けも行っています
よって、操法後も どの椎骨 及び 歪み が改善され
何処がまだ歪んでいるのかも判定できます。

検査 ⇒ 診断 ⇒ 操法 ⇒ 判定 ⇒ 終了  
 歪みが残っている場合は操法の追加)
が、バランス反射療法での、施術・判定を行う、一連の流れとなります。


本物の治療法を求めている先生、治す喜びを毎日味わいたい先生、体や歪みを知り尽くし、
症状の原因や操法の目的が解って、治療を行いたい先生方、
公開セミナーでお会いしましょう!

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脚の外転から分かる 椎骨の相関性連動 [会の理論]

数年前の研修会で、会長先生が実技・解説をされた時に
「両下肢を流れない側のL1に外転すると、TH5が整います。実際にやってみます。」と言われ、
L1及びTH5の歪み具合を確認した後、私がTH5の両側に示指を軽く触れた状態で、
会長先生が、流れない側に両下肢をL1に外転すると、
私が触れているTH5が動いたのがはっきりと分かり、歪み具合も改善しています。
同じく、L1の歪み具合が改善されたのは言うまでもありません。
つまり、L1とTH5とは、相関性連動があると言えます。

バランス反射療法の真髄であります、椎骨の相関性連動を確認した瞬間でした。


今月の研修会でも再現するがの如く、会長先生の実技・解説時に
流れない側に両下肢をL1外転を行ってから、C7・TH1調整をされました。
レベルⅠの先生方には、「何故、C7・TH1調整にL1?」という疑問が浮かぶ事と思いますが、
これからの研修会で、自ずと答えは出てくると思います。


五月の公開セミナーでの、上肢挙上回転操法手蛙操法)では、
まずは、流れる側の下肢をL2に外転します。
流れる側の下肢をL2に外転する事は、仙骨の流れを整える事を目的としています。
つまり、L2と仙骨の流れ系とは相関性連動があると言えます。

今月のレベルⅠの講習内容の、L3・4調整、棘上筋の調整 にもそれぞれの、
椎骨の相関性連動に基づく脚の外転があります。
レベルⅠの先生方も研修会で体感された事と思います。
さらに言うなれば、外転のみならず、伸展屈曲などにも、椎骨との相関性連動があります。
それらについても、今年度のレベルⅠの研修内容の手技・操法に取り込まれています。
是非、バランス反射療法の真髄を、先生方ご自身で体感してみて下さい。




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内果操法と仙骨について [会の理論]

学生時代に解剖学の授業で教授が、
「白骨化した死体の男女の見分け方は、骨盤を見れば分かる」 
「仙骨については、男性は長くて平らであり、 
女性は、出産がしやすいように、短くて後ろへ飛出ている」
と言われた記憶があります。 (骨盤の違いは解剖学の本にも載っています。)

その当時は、「なるほどなぁ」と思った程度ですが、今は実感出来ます。

施術を行う時は、基本的には仰臥位から始めます。
しかし、患者さんによっては(女性に多いです)、仰向きになると、
腰からお尻にかけて軽い痛みや違和感を訴えられ、
「膝を曲げれば仰向きになれます。」 「うつ伏せの方が楽です。」と言われる方もみえます。
上記のごとく、仙骨の床へのあたり具合が原因だと思います。
ましてや身体の不調を訴えてみえる患者さんならば、身体は歪んでいます。
当然、「仙骨の歪み」も伴う訳ですから、尚更だと思います。
もちろんギックリ腰や坐骨神経痛といった症状などの影響で仰向きになれない方もみえます。

「仙骨の歪み」は左右の傾き・左右への回旋・前傾・後傾があります。
【バランス反射療法】歪み分類で説明すると
前後系・屈伸系=左右の傾き 流れ系・捻じれ系=左右の回旋 
前傾・後傾=腰椎の前・後湾  と関係します。

そのうち、仙骨が回旋すると、本来正中線上にあるべき、
顎の先端、胸骨剣状突起・へその中央、両側の膝やくるぶしの中央が、正中よりズレます。
『殿屈検査』 においても、仙骨尖が振る方向に、正中がズレます。

その仙骨の回旋を整える操法の一つに、「内果操法」があります。
経穴で言うなれば、左右の「太谿」を固定して、両足蹠と共に、正中に合わせるだけの操法です。
実際の手技としては、当研究会の数ある操法の中でも、
「手順・動き」が少ない部類に属します。
 しかし、会長先生が研修会で、模範手技 をされる時には必ずと言っていい程、
内果操法をしてから、〇〇操法をして下さい」と言われます。
その理由は、
正中がズレると、体が良い刺激を受け入れる態勢になっておらず、
自律神経に異常をきたし、呼吸が正常に機能しないために、
呼吸法を用いるバランス療法の刺激
が入りにくいからです。

そこで、まず内果操法をする訳です。
すなわち、「仙骨の歪み」を整える事が、
〝身体の歪みを整える一歩〟と理解しています。

文頭での「仰向きがしづらい患者さん」には、まず「内果操法」を行います。
すると7~8割の方が「仰向きでも大丈夫です」
と言われ、基本手技からの施術に入れます。
身をもって「内果操法」、すなわち、「仙骨の歪みを整える」事の重要性が分かります。

もちろん前後系や前・後傾を整えるには、別の手技が必要ですが、
〝流れ系を整えなくして、前後系に入れない〟 といえるのです。


当研究会・六月のレベルⅠの講習内容にも、「内果操法」は取りいれられています。
基本的な手技ですが、同時に重要かつ効果的な手技だと認識しています。










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